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式典

式典

開会式は以下の順序で行われました。


・式典の最初に、黛敏郎作曲のテープ音楽『オリンピック・カンパノロジー』の再生演奏。

・昭和天皇が会場のロイヤルボックスに着席。

・国歌・君が代 斉唱。

・入場行進曲の演奏開始。

・競技場北ゲートから選手団が入場。

・ローマ市長からブランデージ会長へ、オリンピック旗の引き継ぎ。

・安川第五郎 東京オリンピック組織委員会会長の挨拶。

・アベリー・ブランデージ 国際オリンピック委員会会長の挨拶。

・クーベルタン男爵の録音メッセージ。

・ブランデージ会長が昭和天皇に開会宣言をお願いする。

・昭和天皇の開会宣言。
お言葉は、「第18回近代オリンピアードを祝い、ここにオリンピック東京大会
の開会を宣言します。」
 (時間は午後2時58分であった。)

・陸上自衛隊音楽隊によるファンファーレ。

・芸術大生ら350名によるオリンピック賛歌の合唱。
(アテネ大会でギリシャのサマラが作曲した曲)

・競技場南ゲートからオリンピック旗の入場。そして旗は競技場内を一周した。

・小学生の鼓笛隊が入場。

・オリンピック旗が競技場の中央にある式台の上にて、ブランデージ会長から東都知事に渡される。

・オリンピック旗がポールへ掲揚。

・3発の祝砲が鳴り響く。

・沢山のオリンピックカラーの風船が空へ放たれる。

・競技場北ゲートから、聖火の最終ランナー(坂井義則)がトーチを掲げながら入場。

(坂井義則に決まった理由は、彼が広島への原爆投下の日である1945年8月6日に広島県で生まれた陸上選手であったため、その平和の象徴として選ばれた。)

・競技場のトラックを回ったあとに階段を駆け上がり、聖火台にトーチをかざす。聖火台が燃え上がる。

・火炎太鼓の演奏。

・賛歌合唱。

・各国選手団の旗手が国旗を掲げながら式台前に整列。

・日本選手団の小野喬が選手宣誓。

・日本鳩レース協会の山本雅嗣らが、2年がかりで会員から集めた8000羽の鳩(カワラバト)が空へ放鳥される

・国歌・君が代 斉唱。

・1年半を海の上で訓練したブルーインパルスのF-86が、貴賓席から見えるように、スタジアム上空3000メートルに五色のスモークで直径1800メートル各五輪の間隔300メートルで五輪マークを描く。
(このスモークはリハーサルでは成功したことがなく、ぶっつけ本番での成功だったという。)

・天皇・皇后が貴賓席から退席

・選手団退場。

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